もう7年ほど前、SOSという配布ゲームが存在した。
このSOSは拡張性の高さからCGIの知識がある程度あれば、
相応にカスタマイズが可能で、様々な亜種がWEB上に公開されていく。
人気のあるSOSは200〜500といったユーザー数を擁し、競うがごとく日々、カスタマイズを深めていった。

その中でSSSと改名されたSOSがあった。
原型を留めないまでにカスタマイズを行い、最盛期で400名のユーザーで賑わいを見せていた。
しかし時代の流れは早く、MMOと呼ばれる本格的なネットゲームが主流となり、
手軽なスクリプトで楽しむ小規模ネットワークゲームは衰退していくことになる。
SSSも例外ではなかったが、その頃に生まれた友人の輪は決して衰退するものではなく
今でも確かに繋がりつづけるものになっている。

今、SOSという基盤から脱却したSSSの続編を作るにあたり、
必ずしもかつての賑わいを取り戻せるのかどうかの保障はないが、
可能な限り あの世界を 今の環境で作り上げてみようと思う。